IMR(リカバリーと病気の自己管理)研究会は、当事者主体の双方向性のプログラムによる精神障害者のリカバリー法を研究しています
<住所>〒181-0015 東京都三鷹市大沢3-10-20 ルーテル学院大学 コミュニティ人材養成センター IMR研究会
<お問合せはこちら>recoverynokotsu(アットマーク)yahoo.co.jp *23年7月8日に@以下を変更しました
IMRは、精神障害者の方々のリカバリーのために効果があるとされる複数の支援方法を組み合わせ、総合的に提供できるように開発されたプログラムです。このプログラムを提供することによって、精神障害者当事者の方々が自分の力でリカバリーの道を歩んでいかれることを後押しします。IMRは、Illness Management and Recoveryの略称です。日本精神障害者リハビリテーション学会では、IMRは「疾病管理とリカバリー」と訳されています。
本研究会では、研究代表者が在米中に客員研究員として滞在した大学での実践方針にならって、IMRを「リカバリーと病気の自己管理」の名称で紹介しています。
IMRは、9つのテーマをもとに、当事者が主体的にリカバリーについて考え、取り組むこと、そして、病気(疾病)を自己管理できる計画づくりや、支援者がストレングス視点を生かしながら、認知行動療法や動機づけ面接などを活用しながら実施するものです。
研究会の委員で、IMRに関する研究をすすめてきた結果を、論文などに発表いたしました。
なお、その後、大分県立看護科学大学の杉本圭以子先生たちによる一連の研究など、大変参考になる研究が発表されてきています。
一部は、直接リンクでご覧いただけます。
<IMRを新規に導入するときの促進要因や阻害要因に焦点をあて、先進的に取り組んできたノルウェーでの取り組みについて、インタビュー調査を行い、分析しました。>
<ノルウェーの精神保健医療福祉システムと、スペシャライズドケア(医療圏)及び、市町村(コミューン)の両レベルでIMRをどのように実践しているかについて、また、実際の参加された精神障害者の方々の様子についてまとめました。>
「地域における科学的根拠に基づく実践プログラムの認知度と実施意向、促進・阻害要因に関する研究-Illness Management and Recoveryに焦点をあてて」『精神障害とリハビリテーション』21(2),162-169.福島喜代子、小高真美、鈴木あおい、2017年
<東京都内のデイケア及び障害者福祉サービス事業所において、IMRをはじめ、その他のEBPプログラムについて、認知度、実施意向、促進・阻害要因について分析しました>。
Fukushima, K., Kodaka, M. & Suzuki, A. (2017) “Illness Management and Recoveryprogram in community-based continuous employment support centers in Japan:Preliminary study on effects and feasibility.”Japanese Journal of Social Welfare, 57(5), 11-19,Published online: 25 August 2017 リンクはこちら
<東京都内の就労継続支援事業所において、IMRを実施し、利用者に有意な効果がみられた研究を報告しました。>
本HPのフォームから、印刷版(厚手の紙、カラー、両面印刷、2穴あけ、109頁)のご注文の受付をしています。5部から注文受付をしています。
当事者の方からは、とても喜ばれ、大切に扱われています。現場では、1テーマずつ、ご利用者に配布することにより、デイケアや障害福祉サービスへの通所率があがるなどの効果もみられ、活用されています。
(インクジェット印刷機のインク代は、A4版1枚9円~12円だそうです。1冊あたり、981円~1308円のインク代がかかります。(レーザー印刷機ではさらに高くなります。)それに紙代、丁合代、2穴開け代、郵送代が含まれると、印刷版は特にコスト高ではないのですが・・・。)
配布資料のお申込みはこちら
IMRに参加した
当事者の声をご紹介します
IMRについてのわかりやすい入門書が、あの「コンボ(特定非営利法人 地域精神保健機構)より出版されました!
また、IMRブックレットシリーズとして、第2弾『IMRの実践』が2016年に11月に出版されました。
本研究会の研究に参加して、IMRを経験された当事者の方も、とてもすてきな文章を寄せてくださっています。
また、本研究会責任者の福島喜代子(ルーテル学院大学教授)も、地域の障害者支援施設における実践の効果、及び、「グループで実施するときの留意点」の章を執筆しています。
注文は特定非営利活動法人地域精神保健福祉機構・コンボへ!
https://www.comhbo.net/ (外部サイトです)
リカバリー全国フォーラム、精神障害者リハビリテーション学会のプレセミナーなどでIMRの研修会が行われることがあります。
*IMR研究会は直接関わっておりません。
本研究は、日本学術振興会・科学研究費補助金・基盤研究(C)の助成を受けて実施してきました。
2015-2017年度
*本研究では、IMRを新規に導入したいと希望する法人(事業所)に対して、2016年度後半より、導入支援(職場への研修の提供等)とプログラム定着支援をしていきます。
研究代表者:福島喜代子
連携研究者:小高真美
研究協力者:鈴木あおい
2011-2013年度
研究代表者:福島喜代子
連携研究者:小高真美
研究協力者:鈴木あおい
2008-2010年度
研究代表者:福島喜代子
連携研究者:小高真美
研究協力者:鈴木あおい
研究会の概要についてはこちらをクリックしてください
「北欧の精神保健福祉とIMRの実践について」をメインテーマにIMRセミナーを開催しました。
2016年11月11日(金)18:30~20:00
当日はIMRについて、北欧の精神保健福祉とIMRの実践について、日本におけるIMRの実践について、などの報告をしました。
多くの方にご参加いただきました。
なお、IMRなど4つのプログラムの米国版ツールキットの翻訳書『EBPツールキット』が日本精神障害者リハビリテーション学会等のとりまとめにより出版されます。
ACT,家族への心理教育プログラム、IPSの3プログラム、視覚教材も含めてのセットです。本研究会の研究者らもツールキット作成の一部に携わりました。
研究に協力を決めていただいた都内の就労継続B型事業所に対して、研修を実施しました。1回、約3時間の事業所スタッフ向け研修となりました。(2011年度)
2016年度後半より別の形で、IMR導入支援を実施しました。
対象は、就労移行支援事業所、生活訓練支援事業所です。
ご連絡・お問合せはできるだけ電子メールでお願いいたします。
また、FAXもお受けします。
お気軽にお問合せください
宛先:ルーテル学院大学 コミュニティ人材養成センター気付 IMR研究会
お問合せの際は、ご氏名、ご所属を明記くださいますようお願いいたします。
また、お電話番号を明記いただければ、こちらの都合のつくときに折り返しお電話することはできます。
IMR研究会
IMR研究会
〒181-0015
東京都三鷹市大沢3-10-20
ルーテル学院大学
気付
IMR研究会
責任者:福島喜代子
(総合人間学部教授)
0422-33-6405
recoverynokotsuアットマークyahoo.co.jp
*23年7月8日に@以下を変更しました
ご連絡・お問合せはできるだけ電子メールでお願いいたします。FAXもお受けします。